Shoko Masuzawa
いつも発売日が楽しみでしかたがなかった。
いま思えば10代の頃、「小さな恋のものがたり」の
発売が待ちどおしくってしかたがなかった。
ページの中に散りばめられた詩から季節を感じ、
心の中にふわっと風が吹いてきたり、
冬の場面では窓の外はシンシンと雪が降って寒そうだけれど、
部屋のこたつでうたた寝しているチッチはぬくぬくで、
心が和んでほっとして…。
いつのまにか、自分もまるでチッチの同級生のように
チッチとサリーの恋の行方に一喜一憂していました。
その、わたしの愛すべき「小さな恋のものがたり」の
「チッチとサリー」ベストセレクション 2冊と
「小さな恋のものがたり 第45集」装丁担当しました。
初版、第45集にポストカードもついてます。こちらも担当。
長くデザイナーをやっていてよかった。
これからわたしは年を取ってしまいますが、
チッチは、永遠に高校生!ページを開けばいつでもやさしく迎えてくれます。
素敵な「小さな恋のものがたり」ぜひお手にとってご覧ください。

